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「どうだった?久々の仕事は。」







「大変だったけど…。
でも、すごく楽しかった。」




前の私がやってたことなんだ。




あの一瞬の輝きの中に、




「人間って、一瞬の輝きの連発なんだね。」







「…何年寄りくさい事を言ってる。」







「今、私がこんな状況だからこそ言える言葉だよ。」




きっと、普通に生活してたら気付けなかった。




でも、私は今、普通じゃないから。




だから気付けた。




「親不孝な娘になっちゃってごめんなさい。」







「…ねぇ、哀恋。」







「はい。」







「お前は今、幸せか?
記憶が1週間しか保たなくても。」







「幸せだよ。」




だって、私を包んでくれる温かさは紛れもなく本物だから。




19:20

偽物じゃない温かみが幸せじゃないなら
この世に幸せなんて存在しない。











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