20;00
「…で、どうしたんだ。」
「そのまま別れた。」
「え、じゃあ俺が、」
「ちげぇよ!一先ず、だ。
また明日、約束してる。」
ちぇーと高尾が頬を膨らませる。
死ね。
「どこまで話したんですか。」
「大雑把なラインとそん時の俺の状態だけだ。
お前らの感情とかに関しては欠片も話してねーよ。」
最後のは高尾に向けた言葉だ。
コイツが哀恋に好意を寄せてたのはとうの昔に気付いてる。
「なぁ、俺明日どんな顔するべき?」
「知らねーよ!
お前がやったことだろ?
ならちゃんと責任を持て。」
「木村のケチー。」
まぁ、正論なんだけどよ。
「…明日、だな。」
「今回、どう思う?」
「わかんねーっスよ。
そんなの、実際に8日目になってみねーと。」
「高尾にしてはまともなことを言うんだな。」
「酷くね!?」
20:00そして、最終日が近づく。