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「悪りぃな、昨日無理で。」







「ううん。
強豪校のレギュラーなんだもん。仕方ないよ。」




それに、こうして練習の後でも時間作ってくれたし…。




って、微笑んだ。




「……まぁ、いいや。
…で?話ってなんだよ。」







「うん…。」




途端に重くなる口。




何となく、察しが付いた。




「まだ、ちゃんとじゃないし、
細切れでその前後に何があったのかちゃんとわからない常態なんだけど。

でも、ね。
事故の前後一部始終は、思い出した、の。」




察したこと、そのまんまだった。




一応予想が立っていたとはいえなんの反応出来なかった。




「私ね、まだ何も理解できてない。
でも…みゃーじには、ちゃんと謝らないといけない気がして。」







「…いいよ。
悪いのは、俺だから。
哀恋が気にすることじゃねーんだ。」




俺が、最低で。




だから、こんなことが起きた。




そう。
全ては俺のせいなんだよ…。




「謝らないといけないのは、俺なんだ。」







「みゃーじ、…?」




15:30

俺のせいで、お前は過去を失ったんだ。












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