7;40
「え、なんて…?」
「だから、哀恋と同じ大学を志望したつってんの。」
「うそ!冗談は…。」
「冗談じゃねーよ!
んな冗談言えねぇ、し。」何だろう。
みゃーじと…私、だ。
けど、知らない。
多分私の記憶だ。
「…とにかく今はそーゆうの無理だし。
大坪、いいよ。買い出し、1人で行って来るから。」
「おい、哀恋、」
「あっ、あぁ…、」
「行ってきます!」
「待てよ、哀恋!」あ、ダメ。
体育館を飛び出す私に思わず思った。
けど、それはもちろん叶うはずもなく。
校門を飛び出す私と、
昇降口を飛び出してきたみゃーじと、
甲高いブレーキ音。
7:40これが、私の過去−想い出−。