8;30
『試合?』
「招待試合だけどな。
10時に学校集合。哀恋、来るか?」
『行ってもいいの?』
「別に減るモンじゃねーし、バカ尾も隣でうるせーし。」
口を開きかけたヤツを殴る。
ゴン、といい音がした。
つーか、コイツ石頭だな。
「いてーっス、宮地サン!」
「知らね。
んで、どうする?」
『ほんとにいいの?』
「大歓迎っス!!」
「お前には聞いてねぇんだよっ。」
これ以上殴ったら、こっちの手がイカれそうだったから
全体重をかけて足を踏んどいた。
『…じゃあ、お邪魔しようかな。』
「おー。
んじゃあ、15分くらいにそっち行くわ。」
『あっ、うん。
待ってます。』
8:30少しでも前へ進むために。