敦と3限の屋上
「うわ〜
空が青い!」
「何してんの?紫穂ちん。」
「わっ、敦!
驚かせないでよ。」
「ごめんね〜。」
ぽりぽりとお菓子を齧る。
「ボクにも一個ちょーだい?」
「んー、いーよ〜。」
箱をこちらに向けた。
「わーい。
ありがとー。」
中から一個つまんで、口へ運ぶ。
「にしても、あったかいねー。」
「うん。」
「よし、このままサボろう。」
「じゃあ、俺もサボるー。」
「やったー。
敦のそーゆー緩いとこ、
ボクは好きだよ。」
「んー。」敦と3限の屋上さて、征君からの説教を覚悟しなくては。
と、微睡みの中で思ったのさ。