涼ちゃんと朝の体育館







「あっ、涼ちゃんだー!」







「紫穂っち?
今日は早いっスね。」







「まぁね〜。
ボクは涼ちゃん達みたいな
部活組みじゃないし。」







「入ればいーじゃないっスか、部活。
運動神経、悪くないでしょ?
紫穂っちは。」




話しながらも
器用にシュートを決める涼ちゃん。




ないすしゅーと。




そう声をかけた。




「で、入んないんスか?」







「うん。
どーせ、男バスに入り浸ってるしね。」







「まぁ、そうっスけど。
じゃあ、マネとかは?」







「いーの。
ボクは、何かに縛られるのが
嫌いだからね。」




籠からボールを出して、
ドリブルからレイアイップを決める。




気持ちいい。




「ナイスシュート、っスよ。」







「ありがとー。
じゃあ、そろそろボクは行くね。
朝練、頑張るんだよー涼ちゃん。」







「はいっス。」








涼ちゃんと朝の体育館




賑やかな朝になるまで




あと15分













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