青い春で青春です!
「征君征君!」
「なんだ?紫穂。」
「あのね・・・『ダメっスよ!紫穂っち!!』涼ちゃんは黙ってて!」
「だーかーら、ダメっスって!紫穂っち〜〜!!」
涼ちゃんが圧し掛かってくる。
190近い男にんなことされたら、たまったもんじゃない。
まぁ、敦よりかはマシだけど。
「涼ちゃん、重い〜〜。」
「ゴメンっス〜〜〜。
でも、言っちゃあダメっスよ?」
「だってさぁ〜大輝がだよ!?」
「でも、ダメっス!
てかいくらなんでも、青峰っちが可哀想っス。」
「…黄瀬、何があったんだ?」
「あっ、赤司っち…。」
鋭い視線を向ける征君に思わず詰まる涼ちゃん。
「紫穂。」
「あのねー?さっき、王様ゲームをしてたら……見て!」
ケータイを突き出す。
そこには、抱き合ってる大輝と真ちゃんがいる。
…190を余裕で超えてる男がやってる光景は中々シュールだ。
いや、シュールすぎた。
「面白くない?!
あの大輝の、この顔!」
「紫穂。あとで、それ送ってくれるか?」
「いいよ!」青い春と書いて青春です!「青峰。」
「何だよ、赤司。」
「今度サボったら、これをバラ撒くからな。」
見せ付けるのは、紫穂に送ってもらった写真。
「げっ。」
「いや〜青春だね!」
「紫穂!ぜってー許さねぇ!!」
「ドンマイっス。青峰っち…。」