本領発揮と行きますか







「紫穂!
ペペロンチーノとカルボナーラ。」







「ピーチゼリー2つお持ち帰りで。」







「了解。」




さて、腕の見せ所と行きますか。




他の模擬店に負けるの
何か嫌だし。




「紫穂先輩・・・。」




「パスタ、茹で上がったから
あとの盛り付けよろしく!

そこ、喋ってないで皿洗い!
割ったら自腹で即効買いに
行ってもらうからね!!」







「ウィっス!」




さて、こちらは。




「お持ち帰り用ゼリー、出来たよ。」







「今持って・・・
って、すごっ!!」







「これでもお菓子作りは得意なんだよ。
ほら、さっさと持っていって涼ちゃん。」







「はいっス。」




時計を見れば丁度昼時だ。




どおりでまた客が
増えたわけだ・・・。




「やきそば3つ追加!」







「あーい。」








本領発揮といきますか




ニヤリ、と笑みを浮かべる。




「とりあえず、桃は外でこれ持って
立っててね。」




「え?」




「ほら、早く。」



看板持たせて、
外に追いやる。



バスケ部の恐ろしさはここからだよ。












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