文化祭の悲劇到来!
「文化祭?」
「外で貰ったんだけど。
ボク、バスケ部員と
勘違いされてるよね。」
「まぁ、こんだけ入り浸ってたら
仕方ないっスよ。」
涼ちゃんと話してる目の前。
プリントを見ながら
難しい顔をする征君。
征君のそんな表情、
あんま見ないんだけどな。
「去年は何をやったんだっけ?」
「フリースローゲームなのだよ。」
片手にヒヨコを乗せた真ちゃん。
・・・似合わない。
「で、今年は?」
「・・・執事喫茶、だそうだ。」
征君の口から信じられない言葉が出た。
「面倒だから毎年提出してなかったんだが・・・
まさか、去年とこれほど差がでるとはな。」
「何で出さなかったんスか!?」
「仕方ない
衣装も用意してくれるし、これでいくか。」
涼ちゃんを華麗なスルースキル発動で
無視して。
1つ、命令を下した。文化の悲劇到来!!「やるからには
・・・わかってるな?」
「・・・はい」
「もちろん、紫穂もだ」
「・・・はい?」