紡ぐ言葉と運命
「紗枝先輩!?」
「いいんだよ。
…これは、私が変わるための“闘い”だから。」
「でも…!」
「奴隷が変われるわけないやん。
ここまで馬鹿やと思わんかったで?紗枝。」
今まで以上に歪な笑みと、
冷えきった感情の篭ってない言葉。
周囲の声が全く聞こえない。
刻が止まっているような感覚になる。
「翔一。
いくらアンタが私を潰そうとしたって、
やれる事は限られてる。」
「ワシの力、ナメんなや。」
「私は絶対にアンタなんかに負けない。
…例え、どんな地獄が待ってるとしても。」
紡ぐ言葉と運命分がありすぎる。
それでも屈することなく
サダメ
運命に抗っている。
そう、見えた。