翼く天使







「結局彩歌っちは
どこの高校にしたんスか?」







「ん?
陽泉・・・敦と一緒のとこにしたの」







「何で紫原っちと?
俺と一緒に海常でも・・・」







「ううん
ここから、離れたいの
秋田なら親戚もいるし
親も陽泉なら、って反対しなかったし」







「よろしくね〜彩歌ちん」




ぽりぽりとお菓子を頬張る敦。




相変わらず変なラッキーアイテムを持ってる真太郎。




駄々をこねる涼太。




優しく微笑んでるテツとさつき。




何も言わない征君。




そして
納得のいかなそうな顔をしてる大輝。




皆皆、私の大切な人。




こんな私を
最後まで気に掛けてくれてる大切な仲間。




ありがとう。




ありがとう。







翼く天使




ありがとう。大好きな人




「待ってるから」




「いつか、迎えに行ってやる」




小さな約束を胸に




私は翼きます。









end.







「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -