地面の陰
「白鷺」
「なに、真太郎」
「ドリンク、まだか?」
「あぁ、ゴメン
今持っていくね」
・・・なんだ、この違和感は
まるで、白鷺じゃないかのような・・・
「おい、白鷺・・・」
それが気になり再び部室に目をやった。
その瞬間
ふらり
白鷺の体が揺れた
「おい!」
倒れる寸前で受け止めた。
軽い
まるで重さを感じなかった。
「・・・仕事・・・・・・しなく、ちゃ・・・」
うわ言か
そう呟いた。
地面の陰「赤司」
「どうした、緑間」
「白鷺が倒れたのだよ」
「彩歌っちが?!」
「・・・様態は?!」
「それが・・・」