「…………そうですか。
残念です。
ええ、非常に残念です……」
荒井さんは、そういいながら、うつむいてしまった。
……まいったわ。
みんなでゾロゾロ見に行くならまだしも、二人きりなんて。
もしミイラか何かが出てきたら、それこそ生きて帰れないかもしれないわ。
それにしても荒井さんたら、今から見に行こうだなんて。
そんなフィルムを、学校に置いているのかしら……。
誰かが偶然そのフィルムを見つけてしまったら、どうなるのかしら。
「倉田さん、何をボーッとしているの?」
声をかけられ、私は慌てて、みんなに声をかけた。
「あ、それでは次の話を聞きましょうか。
えーと……次は……」
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