2、飼いたくない【PS追加END猫の襲撃】 | ナノ
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「ね、猫なんて、飼いたくないわよ」
「そう、飼ってくれないの……。
私は死んじゃったから、もう猫を飼ってあげることができないのよ。
猫達、お腹がペコペコなの……」

武田さんがそういうと、周囲の猫達が次々と彼女達を遅い始めたんです。

「きゃー!」
何匹もの、いや、何十匹もの猫が牙をむいてきました。
いくら抵抗しても、逃れられませんでした。
彼女達は次々と体を食いちぎられていったんです。
やがて、武田さんがゆっくりと近づいてきました。
「な、直子、ゆるして……」

武田さんは笑いました。

「許し……ぎゃあああっ!」

……その後、何があったのかは知りません。
ただ、次の日そこには、数体の食い散らかされた死体があったそうです。
死体は、身元がはっきり分からないぐらい、ぐちゃぐちゃになっていました。

特に頭部はほとんど肉がなく、脳髓はまったく残っていなかったそうです。
そして、猫に襲われた形跡と共に、人が食いちぎったような跡もあったそうですよ。
それからというもの、宿泊施設には、自分の脳髓を捜す彼女達の霊がでるそうです。

僕は、合宿で泊まった時、偶然その霊達を見てしまいましてね。
サッカー部を辞めることにしたんです。
これから、他の運動部にも入る気はありません。
もう、あの宿泊施設は利用したくありませんから。

僕の話はこれで終わりです。
次の方、お願いします。


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