2、もうやめる【PS追加END霊が怒ったので続行】 | ナノ
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「あの……この企画は、私の考えていた以上に大変なものだとわかりました。
もうすでに、私のはんちゅうを越えたものになってしまっています。
申し訳ございませんが、これ以上は私の手には負えません。
……それに、これ以上続けると、みなさんの身に危険が及ぶかもしれません。
そうなると、私には責任が……。
ここは、思い切ってこれで打ち切りたいと思います……」

そう言ったときだった。
急に部屋全体が揺れ始めた!
「うわっ、なんだ?」
「きゃーーー」
「わっわっ」

急に揺れがおさまった。
「何だよ、今の。地震か?」
「でも、なんだか揺れの感じが違いましたよ」
………………………………。

「……もしかしたら、霊が怒っているのかもしれない……」
細田さんが、ぼそりと呟いた。
「そうだ、霊が怒っているんだよ。
話をやめようとしたから……」
細田さんは、がたがた震えながら、そういった。
「ああ、僕たちはやめられないんだ。
僕たちは、呪われたんだ。
きっとそうだ。
学校中の霊を怒らせてしまったんだ。
……家に帰りたいよぉ。
ご飯が食べたいよぉ。
ママの作ったご飯が食べたいよぉ……」
細田さんは、今にも泣きだしそうな声でそう呟いている。

「……続けるしか、ないようだな」
「……………………」
細田さんのいうとおりなのかしら。
もし、そうだったとしたら、話が全て終わったときに、何が起こるの?
私たちは、無事にすむのかしら?

でも、とりあえず今は、話を続けた方がよさそうね。
たとえ、最後に何があるとしても……。
「……みなさん、話を続けましょう。
この先に何が起こるかわかりませんが、今は続けるしかないようです。
ただし、これだけはいっておきます。
たとえ何があったとしても、責任は自分でとって下さい。
自分の身は、自分で守るようにお願いいたします」
………………………………。
「みなさん、反対意見はないようですので、このまま続けていきたいと思います。
それでは、次の人にまいりましょう。
次は……」

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