私はお弁当箱を二つ、小さなバックにいれてもってきた。一つは紺色の布で包まれたもの。もう一つは花柄の布で包まれたもの。紺色の弁当箱を隣に置いた。 「おー弁当さんきゅーな」 「ふ、ふ、ふ・・・。な、なんと!今日のお弁当は私が作ったのです!」 孝介の顔がだんだん青ざめていく、視線は弁当と私の顔をなんども行ったり来たり。 「おい浜田あああああ!今日弁当持ってきたか?持ってきてねえよなあ!これやるから!」 呆気に取られている浜ちゃんの手に弁当を無理やり持たせた。それを私が取り返す。そして満面の笑みで言ってやった。 「こーすっけくーん。今日はなんだか楽しいお昼になりそうだねえ」 日常 (おれ、昼ミーティングなんだよ、ね・・・)(えー田島はそんなこと言ってなかったけど?) 2011.04.29 |