「ねぇ、おじさん」
「お前はおじさんって言うなよ」

理不尽だこのおじさん。
ベテランヒーローながら新人ヒーローであるバーナビーとタッグを組んだ、ワイルドタイガーこと虎徹。

そのバーナビーが虎徹の事をおじさん、と呼ぶから私も同じようにおじさんって呼んだら怒られた。
こんなの酷すぎる。

「バーナビー贔屓だ!」
「いやいや、そんなんじゃないだろ?おじさん皆に優しいから」
「じゃあ私にも優しくしてください」

ぶう、と私は幼稚に頬を膨らませる。
そもそも一人称がおじさんの人におじさんと言って何が悪いのかわからない。


「おにーさんなら許してやるから、」
「…自分の年齢知ってる?教えてあげようか?」
「いらねぇよ!ったく、なんでお前にまでおじさんって言われなきゃいけないんだ」

はぁ、とため息をついてハンチングを下ろし目を隠す。


「あー、ヒーローが差別しちゃいけないのにー」

「だぁー!聞け!だから!」

恋人におじさんなんて言われたくねーんだよ!
(…)(んだよ、)(虎徹、)(お?)(ごめん、だいすき)((わかりゃいいんだ)




***
おじさんとわちゃわちゃした話が好き
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -