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「頑張ってるな」

純太の部屋で、純太から借りた電子辞書を片手に。純太からオススメされた小説ってやつに向き合っていると、唐突にそんなことを言われたので、思わず「──は?」と顔を上げた。
純太は事も無げに口を開く。

「いや。漢字の勉強さ、頑張ってるじゃん。名前さん」
「……」
「だって今何ページ?」
「……159ページ」
「読み始めたの一週間前だよな? 日本語や漢字の知識がほぼ無いのに、そこまで行ってるのは純粋にすごいと思うけど」
「……べつに、“頑張って”なんてないけど……」

ていうか私、生まれてこの方“頑張った”ことなんて無いし……エリートだし。
と、もごもごと口を動かせば、純太は「悪りィ、そうだったな」なんて宥めるみたいに笑うので、さらにビミョーな気持ちになる。

「あー、なんか白けちゃった」

ぽいっと本と電子辞書を投げ出す。パチンと指を鳴らせば、本は本棚へ、電子辞書は純太のカバンの中へと自動的に返っていった。
そのまま、ベッドの上で壁にもたれかかっている純太のところへ行って、足の上に腰を下ろして、首に手を回して絡みつく。

「責任とって、エッチして♥」

こてんと首を傾げる。ただでさえ可愛い私が、さらに可愛くなる最強の角度。これだけで、並みの童貞なら死体が10体ぐらい積み上がりそうな、超悪魔級の、蠱惑的な(最近おぼえた!)笑顔だっていうのに。

「しない」

純太は口角を少しだけ上げた大人の笑顔で私を制する。
──これよ、これ。ま〜るで通用しないんだから、なんか自信失くしちゃうよね。失くさないけどー…。
はぁーあ、と特大のため息を落として、そのままベットに寝転がる。

「純太、インハイまであと何日ー?」
「3日、だな」

そっか。もうそんなところまで来ちゃったんだ。
その3日と、インハイの期間を足して、あと一週間。
……この生活が終わるのも。

あーあ、それまでに小説、読み終わらなくちゃな。





閑話休題、これを読んでるみんなだけには教えてあげる。
天界ってろくなところじゃない。
あ、知ってた?

天使も悪魔もみーんな頭アッパー系のほんわかぱっぱって感じで、いわゆるウェイ系の巣窟。
そんなのも、元を正せばあの超いい加減な神様のせいなんだけど、そこに踏み込むのはアウト寄りのアウトって感じで、いくらエリートとはいえ私の身が結構ヤバイからやめとくね。マジご。
まぁだけど、そんなゆるふわお花畑な連中でも、やっぱり神様にお仕えするために生まれた存在だから。そりゃもう、生まれつき、もんのすごい権能が備わってたりするわけ。
で、それに応じて位みたいなのが決まってる。上から下までみっちりある。上に行けば行くほど、神様に近づけるシステム。

……え? サキュバスはどの辺かって?

それがさー、まあ草も生えない底辺も底辺よ。まあ、私はエリートだから、その中でも上の方なんだけど、天界の全体の階級で言ったら一番下。
生まれた時から底辺で、死ぬまでずーーっと底辺。頭のすぐ上に、目に見えない透明な分厚い天井があるイメージ。それを突き破って上に行くことはできない。それは「神様が決めたこと」だから、何をどう頑張ったって絶対に無理なの。

だから、天界の住人には「努力」って概念が無い。
だから、努力する意味なんて私には分からない。
だから、私は──ああ、こんなエリートらしからぬこと、ほんとは口に出したくないんだけど。

……たぶん、わたしは、ちょっとだけ羨ましいんだ。

当然のように努力ができる、人間のことが。
当然のように努力ができる、手嶋純太のことが。





エッチの誘惑、からの拒否。というお決まりになってしまったパターンの後、「はい、これ返すわ」と借りていた本を返した。「今日のお昼に無事読み終わりました」と言えば、おお! と純太の顔がパッと明るくなる。

「おめでとう、どうだった?」
「まさか犯人が教師だとは思わなかったよねー、意外に面白かったよ」

まぁ、ショーコとかシモンとかアリバイとか、ピンポイントで出てくる単語を覚えるのはなかなかメンドーだったけど。殺す殺されるってのも、天界ではタブーだし、最初はビビったけど。これが娯楽の一種な人間ってマジ平和だよね。

「ミステリ? だっけ? なかなか悪くないんじゃない? エリート的にも」
「お気に召してもらえてよかったよ」

エリート的にもな、と純太がニヤニヤしながら付け加える。そのままヤツは本棚へ行って、一冊の本を抜き取ると、じゃあこれ、と私に差し出す。

「その話の続編。1よりちょっと長くて難しいかもしれないけど、今の名前さんならいけるだろ」
「……あー、」

くるりと人差し指を回して、純太の手から本を抜き取ると、そのまま本棚へと自動返却。
え? という表情でこちらを見てくる純太に、それはもういいのよ、とおざなりに言う。
だって読む時間ないし。もう。

「それよりも……明日インターハイでしょ、純太」

と言うと、純太の顔が、すっと静かになる。
とりあえず座んなさいよ、とベットに促してから、私は口を開く。

「なんていうか………その」

頑張れよ、とか、なんかそういうことを言おうと思ってたんだけど。
なんだこれ。本人に面と向かって言うの、結構恥ずいな。いやいやっ、サキュバスに恥じらいとか、不必要な感情なはずなんだけど……なんでよ……ダサすぎ。
その、あの、そのさぁ……とか、ゴニョゴニョ言ってると、純太が軽く吹き出した。

「名前さん、ひょっとして応援しようとしてくれてる?」
「!! べっ、べつにそういう……アレじゃないけど……まあ、なによ。まあ……それよ! それ」

うわぁ。今時こんなツンデレ流行んないって。

「はは……ありがとう」

なんでそれでありがとうなんだよ。伝わってんのかよ。バカかよ純太も、私も。
と、顔を背けて猛烈に恥じていると、純太がおもむろに口を開いた。

「………名前さんには、言っていいかな」
「? なによ」

唐突な申し出に、きょとんと目を瞬かせる。
と、ベットの上であぐらをかいた純太は、目を落としてしばらく沈黙したのち、ポツリと零すように言った。

オレ、たぶん、怖いんだ、と。

……それが何を指しているのかなんて、説明するまでもなく。

「──1年の頃からずっと憧れてきた夢の舞台だ。やっと走れるんだ。昂ぶらないワケがない。それも実力で掴んだゼッケン背負って、信じられる仲間達と一緒にだ。あの頃の自分からしてみれば、ここまで来たんだって……夢みたいだけど夢じゃないんだって、嬉しく思うよ」

純太は笑いながら淀みなくそう語ると、ギュッと拳を作った。

「前年優勝のプレッシャーだって、この1年間吐きそうになるぐらい感じてたし、もう慣れた。主将の責任だって、あの日から覚悟は決まってる。まぁ、時々悪夢でうなされてたけどな」

全部、全部わかってるんだ、と純太は言う。
何かを自分に信じこませるように。


「なのに──なのに、なんでだろうな」


その時、純太の口元が崩れて、溢れるみたいに吐息が漏れた。


「オレさ………さっきから震えが止まらないんだ………」


情けねぇよな、と彼は眉を下げて、泣きそうな顔で笑う。
確かに、固く握りしめた拳はかすかに揺れ動いていて、もう片方の手でそれを必死に抑えつけているようだった。


「頭では……頭ではわかってる。心だって、その方を向いてる。じゃあこの震えはどっから来るんだろうってなった時、オレは………」


そこで一度言葉を止めると、純太は不意に「名前さん、」と私を見て、呼びかけた。


「初めて話した時にもちょろっと言ったけど、オレって凡人なんだ。どこまで行っても、ロードレーサーとしての実力は平凡で……まァ、色んなヤツに、よく笑われる」

「…………」

「オレは──オレはさ、信じてるよ。一緒に走るメンバーのことを、支えてくれる仲間のことを、総北の2回目の優勝を、キセキを。でも………でも、ひょっとしたら、オレは──まだ、オレ自身のことを、信じ切れてないんだ。どれだけ努力しても……そうなれないんだ、オレは弱いから」


まだ、純太は、笑ってる。

「いや、ある意味では信じてるか、マイナス方向にだけど」なんて茶化したように言って、はは、って笑ってる。

それを見て、私は。

──あぁまただ、ニセモノの心臓が何かをわめいてる。ギリギリと、身体の内側から圧迫するように、ぐつぐつしたものが、せり上がってくる。


「……カじゃないの」


しばらくぶりに口を開いた私を、純太がはたと見つめる。
その瞳を見つめて、声を張り上げた。


「バッカじゃないって言ってんの!!!!」


力任せに、純太をベッドに押し倒す。
身体の上に跨って、胸ぐらを掴んで持ち上げて、「一つ、いいことを教えてあげるわ」と言って、至近距離で凄んだ。


「あのね純太、あんたが思ってるより、人間は崇高な生き物じゃないの」


これは、怒り、かもしれなかったけど、そんな単純なものでもないような気がした。

自分でもよくわからない激情を、必死に抑えつけながら、私は言葉を紡いでいく。


「努力なんてね、本気でしてるのなんてひと握りだし、大抵のやつはしようともしないし、してる奴等だって長続きしないもんなの。みんな目の前の欲には逆らえずに流される、弱くて愚かな存在よ。それが私の知ってる人間よ」


だけどあんたは違う、と捻り出した声は掠れていた。


「私はこの3ヶ月間、一日も手を抜かず、あんたのことを本気で誘惑してきたわ。でも、あんたはそれに一度も乗らなかった。常に自転車のことだけ考えて、自分の身体を休めることを第一に優先してきた」


どこまでも純粋な眼差しで。
子供が星を見上げる時のような、一途でキラキラとした瞳で。
自転車が好きだと言って、それしか眼中にないって頑張ってきたあんたのことを、私は見てきた。

出会った日からずっと。


「それってね、純太、すごいのよ。生まれたその日から、もう数え切れないほどの男を食ってきたけど、あんたみたいなの初めてなの。あんたみたいに我慢強くて、純粋に努力を重ねることができて、目的のためならどんな誘惑だって跳ね除けることができる。そんな聖人みたいなやつ、普通いないわ。明日インターハイに出る奴等の中にだっていないわよ。純太、あんたはね、すごいの! すごいヤツなの!!」


──あぁ、わたし。
純太が自分のことを卑下するのが嫌なんだ。

つらいのに、くるしいのに、笑顔でいるのが嫌なんだ、多分。

だって私は、あんたのこと、もうとっくに認めてるのに。


「私は……っ、あんたと出会って、人間ってすごいなって、初めて思ったんだよ……」


努力、なんて。私らサキュバスには──努力したって意味が無い天界の生き物には、絶対にできない真似だから。

なにか得体のしれないものが胸を締め付けていて、声が勝手に震える、それでも私の口は止まらない。


「あんたに会えなかったら、きっと一生変わることのなかった認識だ! 私に……エリートの私に、天界の住人の私に、ここまで言わせる純太はすごいの、平凡なんかじゃないの、あなたは強いの!! バカ!!」


純太の瞳が、揺れる。

何かを堪えるように彼の表情は歪んでいて、でも、そこに一番強く滲んでいるのは困惑の色で。

――ああ、かつてなく激昂している私の言葉を、素直に受け取ることができないほど、この青年にこびりついた自分自身への諦念は根深いのだ。
なんでよ。なんでよ!!


「名前さん………オレ、」

「っ、ちょっと付き合いなさい!!」


やりきれない感情にぐっと唇を噛み締めて、私は無理やり純太の身体を腰の当たりからむんずと抱え込むと、窓を開け放って、外へと飛び出た。
純太が「っえ、どわっちょ、名前さん!?」と変な声を上げるのにもおかまいなく、ビュンビュンと高度を上げていく。

「え、これ落ちたら死ぬヤツだよな!?」
「知るか!」

まぁ、夢の世界ってか、私が造り上げた世界だし、大丈夫じゃない。知らんけど。
……ていうかこれ、エーテル(MPみたいなやつ)の消費がエグいやつだわー。明日大丈夫かな。
落ちる落ちるとうるさかったので、途中で純太に空を飛べるまじないをかけてやる。無理無理無理、と最初は腰抜けだった純太だけど、しばらくすればすっかりコツを掴んで、「スゲー! オレ空飛んでる!」と盛り上がっていた。

あっという間にやってきたのは東京タワーだ。綺麗にライトアップされて、塔全体が暖かな赤色に発光している。
更に上昇して、塔の天辺のちょい下にある、まぁるく出っ張ってるアソコまで行く。
「ここ、お気に入りの場所なんだよね。絶景でしょ?」と言えば、純太は短く返答して頷いた。展望台より高いところからの景色だ、そりゃ見入るよね。
でも別に、私は純太に夜景を見せたくてここまで連れてきたワケじゃないのだ。

「──じゃあ、純太」と向き直って、眼下に広がる東京の街並みを、ズビシと指差して、私は開口した。

「叫びなさいな」
「は?」
「バスケのプリンス様に出てくるでしょ、大会前に部員みんなで思いっきり叫ぶシーン、あれよあれ。あれをやるの」

なんでも、大きな声で叫ぶことで、あとフェラ?ナントカみたいな物質が脳から出るらしく、それは攻撃性を高めてテンション上がってこうぜウェ〜イ☆みたいなやつで、アゲ作用があるらしい。
と、朧気な記憶を頼りに(天界の住人は忘れっぽいのだ)説明する。純太があぁ、と頷いて、軽く笑う。

「あったな、そんな場面。あと『アドレナリン』な?」
「そうそれアドレナリン。あんたに今足りないのはそれでしょ。弱音吐くなら、私に言うんじゃなくて、思いっきりここで叫べ! スッキリするし、アドレナリン出るし、一石二鳥ってヤツでしょ」

まぁ、弱音じゃなくてもいいけど。優勝するぞ、とかね。

「ほら、時間は限られてるんだから早く叫びなさい」

正直、今の解像度のまま世界を保っているだけでもエーテルはガンガン消費されてるし、もうかなり疲れてるんだけど、エリートなのでそんな様は見せられないし。
というわけで、要件済ましてさっさと帰りたいんだけど、照れがあるのか「うーん、急に言われてもな……」と純太はあまり乗り気じゃないみたいだ。
……ったくしょうがないな。

「じゃあ、私がお手本見せてやるから、見てなさいな」

そう言って、正面に向き直る。そしてスゥゥゥと思い切り息を吸い込んで、喉が裂けるんじゃないかってほど大声で、叫んだ。


「──神様のぉぉぉ!!!! ××××××××〜〜〜〜っ!!!!!」


……と。


「お前のせいでどれだけ私らが迷惑被ってると思ってるんだぁーーーーーっ!!! この変態エロジジイ!!! ムッツリスケベ!!! 短小!!! 粗××!!! ××カス!!! ヘタクソ!!! ××××××!!!! ばぁぁぁぁか!!! ばぁぁぁぁぁぁぁか!!!!」


そこまで叫んで、はぁ、はぁ……と息を整えていると、隣から盛大に吹き出す音が聞こえてきた。
……見ると、純太がお腹を抱えて笑い転げている。苦しそうにヒーヒー言いながら、切れ切れに私に声をかける。

「やべぇ、名前さん、神様に喧嘩売っちゃっていいのかよ?」
「ここ、私が作った仮の世界だし。どうあがいても聞こえないから無問題でっす☆」
「そっかぁならいいや、はーーマジ最高……っふっふっふっ」
「ほら、あんたもやるのよ!」

そう言って、思い出し笑いをしている純太の背中をバシバシと叩く。彼は涙を拭うと(そこまで面白かったかよ…)、破顔したまま分かったよ、と頷いて、正面に向き直った。

そして後ろに手を組んで、身体が仰け反るぐらい息を吸い込むと、


「オレはァーーーーーーっ!!!! 平ッ凡ッだァ〜〜〜〜〜!!!!」


ここまで来て叫ぶことがそれかい! とずっこけたくなったけど、まぁ、らしいっちゃらしいかと思ったので、そのまま見守る。


「才能が欲しかった!!! 天才的で、圧倒的で、かっこいいヤツが!!! センスとかそういうヤツが!!! ずっとずっと、喉から手が出るぐらい、欲しかったんだよーーーーッ!!! 神様の大バカヤロォーーーーーッ!!!」


そこまで一息に言うと、呼吸を整える。純太の口が、「っだけど、」と小さく動いた。


「だけどっ、オレは!!!! それでも自転車が好きだァーーーーーーッ!!!!」


…………。



「どんだけ苦しくたって、才能が無くたって、大ッ好きなんだ!!!! チクショウ!!!!」


純太の叫びが空気を震わせて、夜の闇に溶けていく。

ダミーの都会、ダミーの東京タワー、ダミーの人間、ここにあるもので「ホンモノ」は純太だけで。

だからこそ、彼がこんなにキラキラ輝いて見えるのだろうか。それこそ、目の前に広がるどんな夜景よりも、ずっと。


「だから!!! 明日からのインターハイ、死ぬ気で回す!!! 回して、繋げて、総北が優勝するまで!!! キセキを信じて!!! 力尽きるまで走ってやるからなぁぁぁぁあああ!!!!」


………私さ、才能とかセンスとか、エリートだからわっかんないけどさ。

でも、神様のシステムでしかない天界の住人の、あるかもないかも分からないような「心」を、これだけ揺り動かせるのは、才能じゃなければなんなのよって思うよ。

それまで出っ張りのところに腰掛けて聞いてたけど、私は無言で純太の隣に並んで、もう一度口を開いた。
今なら素直に言える気がしたから。


「純太ァーーーーー!!! 頑ッ張れえええええーーー!!!」

「!!」

「絶対に優勝しろよぉぉぉ!!!! この私をここまで放置プレイしやがったんだから!!! 優勝しないと許さないからぁ〜〜〜〜!!!」

「名前さん………」


叫びながら、純太がものすごく純情な、感動してます! みたいな顔を向けているのが分かってしまって、やっぱりむず痒い。
なので、それを誤魔化すために、私はそのまま、彼を無視して声を張り上げる。


「優勝しなきゃ罰として×××に××××して×××××××してやるからなァーーーーー!!!!」

「名前さーーーん!!! ありがとーーーーーぉ!!! すっげェ嬉しいーーーーー!!!」


それはタイミングおかしいだろ!
てか、隣にいるのにわざわざ叫び合ってるのも謎だし。いやまぁそれは、元を正せば面と向かって気持ちを伝えられない私のせいだけど……。…………。

………とりあえず、色んな意味を込めて、ばぁーか! と叫んでおいた。もー全部アトフェラチン(?)のせいだ!





結局そんな感じで、お互いバッテバテになるまで叫び尽くしたあと、私は責任持って純太を部屋まで送り届けた。純太はそのまますぐに寝てしまった。
夜中私が接続した時には、明日への緊張から浅い睡眠しか取れてなかったっぽいので、このおかげでぐっすり眠れたならいいんだけど。
あ、純太に関しては、身体的な疲労が明日に残ったりはしないので安心してね☆今の出来事は、ちょっとした夢として処理されるだけだから。

ちなみに私はリアリティのある仮想世界の創造にエーテル使い過ぎて、翌日と翌々日ロクに動けなくて、結局インターハイは3日目しか行けなかったんだけど、それはまた次の話で。

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