黒子のバスケ(長) | ナノ




12:再び体育館。

12:再び体育館

無事に体育館に戻ってこれた事に少しほっとしていると強い衝撃と共に抱き締められていた。

『…さつきちゃん』
「っ、名前ちゃん…無事で良かった…」
『泣かないで』

震える背中に手を回して撫でてさつきちゃんが落ち着くまで待つ。

此方を見ているステージ上の赤い人、細目、麿眉が私と捜索に行っていた人達を呼んだ。
ステージに上がれば捜索に行っていた班のリーダーが報告をしていく。
私を捜すのが優先だったらしいが教室内にあった武器になりそうな物やメモ等を持って帰って来たらしい。
報告が一通り終わり私に視線が集中する。

『あー、えっと…体育館から出た後に職員室に行って鍵とメモを手に入れて校長室でこの人形を見つけました。』

手に持っていた人形と鍵、メモを中央の机に置いた。

『その後、人形に特別棟に向かうように言われ家庭科室をこちらの鍵で開けて…また人形を見つけました』

人形が言葉を発したと言った瞬間それぞれ表情を変えた彼らを無視して報告を終えた。

「メモの整理をしよう」
赤い人…確か赤司と言ったか、その人の声で机の上を見る。
私が手に入れたメモを合わせて10枚あった。


2021.2.14.

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