ヒロアカ | ナノ




3

誰も居ない図書室で本の整理をしていると高い場所の本が落ちそうだった。
本棚に近付いて踏み台に乗ってから本を押し戻す。

『よし。…うぇっ!?』

踏み台が古くて傾いていたらしい。
新しい踏み台を使えば良かったなんて後悔をした。

「名前っ!!」

ドサッ
ちゅっ

「…」
『…』

轟君の声が聞こえて抱き締められたと思ったら唇が重なってた。
私はどうしたら良いの?
轟君を見れば私と同じように今の状況に驚いた顔をしていた。

『ごめんね重かったよね、今退くから…ありがとういつも…なんていうか、ごめん』

図書委員の先輩が来たのを確認して私はその場から駆け足で逃げた。

2018.2.15.

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