ヒロアカ | ナノ




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『あ〜疲れた』
「名前ちゃん大活躍だったわね」
『ありがと梅雨ちゃん』
戦闘訓練で今まで以上に個性を使ったから体がふわふわする。

ぐらっと体が傾いて倒れると思って目をぎゅっと瞑った。
…がいつまでも痛みがないので目を開けると轟君が受け止めくれたようだった。

『轟君ありがとう』
「個性かなり使ってたからな、大丈夫か?」
『うん。お手数かけました…ぁ?』

咄嗟に受け止めてくれたから轟君は気付いてないんだろう。
手が胸に当たってる。
私が金魚のように口をパクパクさせていると流石に轟君も気付いてくれた。

「っ、苗字…悪い」
『私が原因だから気にしないで…なんていうか、ごめん』

お互い顔を赤くしながらバスに向かって歩き始めた。

2018.2.9.

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