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「…主はやっぱり死んじゃったんだね」
こんのすけから今現在の状況を説明された加州は俯いてしまった。
そんな加州を見て名前は胸が苦しくなる。
『私は前の審神者と同じだけど同じじゃない…だから貴方達の主と認めなくて良い、ただ助けたい…今の状況を変えたい。だから私に協力して貰えませんか?加州様』
「…分かった。協力してあげる」
そう言った加州の目には少しだけ涙が浮かんでいた。
『御協力感謝致します、加州様』
「あ〜、その敬語止めて普通に話して?それと…清光って呼んで」
『えっ…うん、清光?これからよろしく』
「よろしくね主」
早速手入れについて清光に教わり、私は部屋から出られないから私の変わり身として紙で人形を作って審神者と書いた御札を大量に清光に持たせた。
「後は俺やっとくから主は休んでて」
『ありがとう』
畳に倒れるように寝転んで私は意識を飛ばした。
2017.12.10.
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