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部屋に戻り襖を閉めると同時にその場に経たり込む。
大勢の刀剣男士達が私を見ていた。
何をされる訳でもなくただ見られていただけなのに体が強張ってしまった。
まあ、背後から切られなくて良かった。
さて、これから大広間で何を話す?
私が言葉一つで刀剣達を傷付けてしまうリスクが高い。
名前は両手を握り締めて勢い良く立ち上がり部屋から出た。
大広間に繋がる引き戸の前まで来た。
少しばかり緊張する。
まるで転校生になったかのような緊張に若干笑いが込み上げる。
深呼吸をしてからゆっくりと引き戸を引いた。
清光が引き戸の近くで待っていて私の手を引いてくれた。
ズラリと座る刀剣達を横目でチラリと見て刀剣達より一段高い上座に立つ。
大きく息を吸ってから真っ直ぐ前を向いて口を開く。
『まずは、もうお気付きでしょうが私はこの本丸の主ではありません。』
2017.12.31.
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