13
パソコンを見るとメールが来ていた。
確認してみると政府の人からだった。
内容は私が一週間の休暇を求める際にこんのすけが気を回してくれたのだろう病気についてだった。
私はもう大丈夫だとメールを送り口裏を合わせる為にこんのすけを呼んだ。
『こんのすけ』
ドロンと現れたこんのすけは顔を青くしてわたわた慌てていた。
「審神者様、大変です!!担当者が是非一度見舞いをしたいと申しているのです!!」
『あ〜まあ、そうなるよね。良いよ、来たいなら来させれば』
「も、もし、審神者様の正体がバレれば…本丸も審神者様も処分されてしまうかもしれません」
うるうると涙を浮かべたこんのすけは項垂れた。
『大丈夫、大丈夫』
「審神者様!!もう少し考えて下さい!」
転送ゲートが開く音がして私は慌てるこんのすけを宥めて案内を頼んだ。
2017.12.31.
[ 14/23 ][*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]