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この世界の名。世界の中心にある大きな世界樹が、あらゆる国に根を伸ばしている。国という表記だが、現実世界からいえば惑星というものに近い。国と国につながる箇所は【星守】という門番たちがいる。
様々な人種、生命が暮らしているが、現在は緩やかに衰退の道をたどっている。
また、全ての国家はお星様の周辺機関【星府】という大きな権力が世界を統一しているものの、未だ国力の差は歴然としてある。当然全ての世界を統一するためにはそれなりの反発もあるが、星府に刃向かえた者は「いない」
「ラテン語 : 天の川の意」
この世界を産み出した神様。白い光を帯びた、淡い少女の姿をしている。現在は静かに眠りについており、起きる気配はない。この世界に異能が生まれたのは彼女が寝てからだとされている。不思議なことが起きるのは、全て、彼女が夢の中にいるからだ。
能力を活かし、世界復興のために作られた学園。ある国一つが学園都市になっている巨大なマンモス校。幼稚舎から大学部まである。学生用の巨大なショッピングモールや遊園地、水族館まで兼ね備えている。
「ラテン語 : 宵の意」
動物、植物が異常発達、変異したもの。攻撃的な生命体が多く、害と判断されることが多い。薬になるもの、特殊な効果を持つ素材を持つものなど、興味深い個体が多く、現在研究中である。愛玩となる魔法生物もいるが、どれも敵意が高いものの方が多い。攻撃的なものが多いのはお星様が人間たちに向ける憎悪ではないかと噂されている。
魔法生物がある一つの感情に暴走を起こし、知恵と知識を手に入れ人型になった姿。原初にそうなった魔法生物が自らを人類の敵『ヴィラン』と名乗ったことにより、そう総称されている。好意的なヴィランの存在は現在は確認されていない。彼らは互いに協力するでもなく別々の意思で動いている。
現在は、ある個人に対しての【愛憎】の念が拗れた歪んでいる女型のヴィランを確認している。
世界全てをまとめるお星様＝世界の中心にある世界樹に拠点が置かれている周辺の巨大な組織。いつからこの組織があるか、その記録は全て秘匿されている。星府には従わなければいけない、疑いを持つことはおかしい、という空気が世界の大多数を覆っている。一部少数の国がひどく反発しているものの、揺るぐことはない。
また、圧倒的な力を持つ【星使】たちもこの機関に属している。
組織の大きさ未知数、そのボスから構成員、根城まで不明なところが多い。大きな犯罪から小さな犯罪まで、世間を騒がす犯罪組織。その多くが謎に包まれている。構成員が直接行動するというよりも、犯罪教唆をするものが多いようだ。構成員を捕らえても何も話さず真っ先に死ぬ。どうやら【ボス】を心底盲信しているものが多いようだ──?
【星教】と呼ばれる大きな宗教団体に所属する信徒たちを指す言葉。ある国に大きな聖堂があり、信仰しているものもかなり多い。表面はとても厳かで清廉な空気を漂わせているが、どうにもキナ臭い噂も多い。死者をおくりだす【魂の浄化】を担当している。
お星様の夢のせいで度々開いてしまう空間の穴から落ちてきた者たちのことを指す。異世界のものや時空を超えてしまったものなど。この世界軸の未来や過去、の人物が落っこちてきてしまうこともあるようだが、それ自体は極稀。おんなじ人物が二人存在するということが可能になるのは、世界が歪んでいる証だという。
星と星の間を守護している人物たち。基本的に各場所に星守と呼ばれる人は橋につき一人。星守の部下達は星付と言われている。星守は当然、星付達の実力も相当なもの達が選ばれている。喧嘩を売るような真似はよした方がいいだろう。
お星様の身辺警護部隊。13人とごく少数。星守達以上の実力を持っている。それぞれ13星座の名を冠する。一人で星の一つや二つを潰せる能力を持ち、それぞれが眠っているお星様の警備をしている。学園に講師として招かれることもある。
お星様が眠るより以前に異能を持っていた者たち。以前は奇異の目で見られ、怯えられ、迫害されていた。現在そう言った意味合いは薄れてきてはいるもののれっきとした差別用語。今はより優秀なものを〜の魔女、などという場合もある。男女両方を指す。
最近になって生まれた差別用語。能力や才能がないものを嘲っていう言葉。お星様の夢の影響であるとすれば、健常者であるのに現在では異常者である扱いを受けている。
死した魂は世界樹へと還り、浄化され、また生まれ直す。ほとんどの場合似たような魂、姿で生まれる。そのため母親父親似という言葉はあまり存在しない。双子はその魂が二分された存在という神話もあるほど。実際は定かではない。
記憶は保持されずに浄化された際に消える。しかし禁術によって、前世の記憶を夢に縛り付け思い出させるということもできるらしい。
──地獄のような夢を見ることになるが。
魔法は元々淫らに人に振るうものではない。
特に下３つは強く禁じられている。
魅了 他人の心にみだりに干渉すること勿れ
蘇生 魂を循環の輪から乱すこと勿れ
前世の記憶により魂を穢すこと勿れ 金を生み出すこと勿れ