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あの言葉の威力か、ベルナルドは興奮しきったかのように俺を弄りだした。
背のファスナーを下げるだけの行為すらヤらしい。
首筋に顔を埋められ舌を這わしながら一つは胸をこねられ、もう片方の手は裾をたくし上げ、ガーターの隙間を撫で回す。

時折鳴るリップ音に反応してしまい、それを好くしたベルナルドは愉しげに触れていない胸の飾りにしゃぶりつく。

「んぁ…っ、く……ッ」

「我慢はよくないよジャン…その可愛い声をもっときかせて…」

「ハァッ…ン、っふ…ふぁっ」

口を覆っていた手を退かされ、突起に歯を立てられた瞬間あられもない声をあげてしまい一気に羞恥心が顔を出す。
止めさせようと肩に置いた手で突っぱねようと試みるが、どうにも上手く力が入らず無駄に終わってしまう。
そんな俺を見抜いているかのように、下半身を弄っていた手が下着越しに自身へと這わされた。

「ぁ…ふ…ン、ベル…ナルドぉ…ッ」

「ふふ、すごいよジャン…漏らしたみたいにグチョグチョだ…このままでも入っちゃうかもしれないよ…?」

「む、無理っ…ぜってぇイテェってッ!ん…った、頼むから、さ…ちゃんと…馴らして…」

「っヤバ…今の涙目のジャン、すごく可愛い…危うくイくところだったよ」

「……変た…ふぁっ!」

毒づこうとした瞬間、下着をズラされ侵入してきたベルナルドの手がやんわりと俺のを包んできた。
そのまま緩く扱かれ、上擦った声がひっきりなしに出てくる。
甘い痺れるような快感が腰からジワジワとせり上がってくるような感覚に、もっととせがむように自然と腰が揺れていた。


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テーマ「人外ファンタジー」
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