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イヴァンちゃんをからかうルキーノとベルナルドを後目に、膣内から自身を取り出し扱いて白濁液を出し切るジュリオを見て、漸く自分の番が回ってきたと口角をつりあげる。

茂みから俺が姿を出すとジュリオは着乱れを整え、立ち上がると辺りを警戒する素振りを見せた。

「卒業おめでとチャン」

「?…ありがとう…ござい、ます…ジャンさん」

きょとんとするジュリオの肩を叩いてやり、見張っておきますと言うジュリオに頷いてから彼女の元へと向かった。

「お嬢さん大丈夫か?俺で最後なんだけど」

腕で目元を隠していた彼女は俺の声を聞いてゆっくり、その腕を退けて瞼を開く。

「……貴方が最後なのね」

胸を上下させ、上気させた頬は少し赤らんでいて、目元も同様に色付いていた。
それだけで結構クるものがあるというのに、彼女は愛しい男を前にしたかのような愛らしい微笑みを浮かべたのだ。
参った、と思い苦笑を漏らした俺は彼女の頬へと手を添え親指の腹で撫でると口を開く。

「俺はジャンカルロ…ジャンて呼んでくれ」

「どうして名前なんて…」

驚いたように、少し瞳を大きくした彼女の唇に指で触れる。

「必要ないって?せっかくエロい事すんのに、名前呼んでもらえないなんて悲しいジャン?だから…」

「………?」

「アンタの名前も教えてくれよ」

戸惑うように瞳が揺れ、ふるりと長い睫毛が震えるのをただ見つめていると、小さな声で"アオイ"、と呟くのが聞こえた。

「アオイか、可愛い名前だな…それじゃアオイ、抱かせてもらうぜ?……キス、してもいいか?」

身体を屈めて鼻と鼻が付きそうな距離でそう囁くと、コクリと頷く様が窺えた。


優しく触れるように唇を落とす。
柔らかい感触を楽しむように、何度も角度を変えては啄むようなキスをする。
それを繰り返していると彼女の腕がおずおずと首へと回され、ゆるく引き寄せられた。

可愛いな、ヤベ………マジで惚れちまいそう……



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