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「今度は俺の番だな…っ」

もう我慢の限界、そう言わんばかりにちょい気持ち前屈み気味で出て行ったイヴァン。
ベルナルドは彼女と数度言葉を交わすとやって来たイヴァンを一眼して苦笑すると、おもむろに立ち上がりイヴァンの肩をポンと叩いてこちらへと戻ってきた。

「何か助言でもしたの?ダーリン」

「いや、表情が強張ってるって言っただけだよ、ハニー」

いくら女に飢えてるからってあの顔は……そう言って笑うベルナルドに何となく想像が出来ちまって、思わず俺まで吹き出しちまった。
っと、さっきからちょっと目が据わってるっぽいジュリオなんだけど…どーしちまったんだ?




イヴァン side


ようやく回ってきた俺の番。
ベルナルドの野郎、"女を恐がらせるなよ"とか言いやがって……俺ァ女は鳴かせても泣かしゃしねぇよッ。

眼下で横たわる女はグッタリしてんのかとも思ったがそうでもなく、息は荒いもののこちらに微笑む元気はあるようだ。
つーか、なんか艶があるっつーか、エロい。

「よー…早速で悪いが、俺の相手もしてもらうぜ?」

「……そうね、でもお願い……ゆっくり、して…?」

その瞬間、俺の中の"我慢"という二文字は消えた―……





ジャン side


思ってた通り、イヴァンはがっついた。
てか前戯ナシでいきなり突っ込むか?普通。
あぁあぁ、あれじゃただの自己満SEXじゃねぇか。
ただ腰振って、ガツガツ突いて、あれで女もイイなんて考えてる……まぁ若いとそうよね、俺にもあったワそんな頃。

そんなイヴァンを見て苦笑していると、先程よりジュリオの息がハァハァと荒くなっている事に気付き盗み見るように視線を向ける。
俯いていて一瞬分からなかったが、口元が笑みを作っているのが窺えた。


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