私の彼氏は年上で、すごくカッコいいのにすごくかわいくて、その上すっごく優しい人。
「ってわけで哉ちゃん大好きいいいいいい!」
「うわっ!」
愛しの彼氏こと哉ちゃんを見付けた私は、とりあえず猛ダッシュに加えて渾身のタックルをかました。 普通はここで真っ先に怒るとこなんだけど、哉ちゃんは違う。
「おい名前! お前ケガとか…!」
「してないよー、ありがと!」
「はー……よかった。」
地べたに座ったまま、下げた頭を手で押さえながら大きなため息をつく哉ちゃん。 そう、哉ちゃんは何より先に私の心配をしてくれる。 それから大丈夫だってわかると本気で安心して、それから。
「こンのバカ名前!」
「んぎゃ!」
「危ねぇからやめろって何回言えばわかる!」
かなーり痛いデコぴんを1発もらってから、東月先輩並みのお説教をくらうのもいつも通り。 お父さんやお母さんや先生たちのお説教を聞くのはめんどくさいなーって思うのに、哉ちゃんのはなぜか聞ける。
「うんうん、わかった。 それでね、哉ちゃん。」
「ぁん?」
「大好きだよ。」
「な…!」
自然とへらっと笑いながら伝える。 そしたらまたお説教されたんだけど、私は幸せだからそれでいいかな、なんて。
だって好きだもん! (「だいたいお前は怒られてるって自覚がなさすぎんだよ!」) (「えー、そんなことないよー。」) (「じゃあそのニヤけた顔をどうにかしろ!」)
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相互記念で、Matiちゃんに捧げます。
どうしてギャグっぽいのか、どうしてヒロインがバカっぽいのか。 きっとそれは一生解けないなz(ry← ウソです、書き直しはいつでも受け付けてますので!
Matiちゃんのみお持ち帰りください。
相互、ありがとうございます!
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