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※白鳥妹設定









「たのもー!」

「……よろしくお願いします、だろ?」

「あ、隆文先輩!」


ばぁんと思いっきりドアを開き、おっきな声で叫べば後ろから隆文先輩がチョップしながら声をかけた。
ぬぐぐ……気付かなかったとは一生の不覚…!


「まったく、兄がバカなら妹もバカだな。」

「兄さんと一緒にしないでくださいー。」

「ははっ、そんなぶーたれんなバーカ。」

「ば、バカって言った人がバカなんですから!」

「小学生か。
ほんっとそっくりだな、お前らは。」


そう言って呆れながらも笑う隆文先輩。
悔しいけど、この笑顔が好き。
それと、少し乱暴で、でも優しい手つきで私の頭を撫でるこの手も。


「ほら、ここで立ってても仕方ねぇし入るぞ。」

「は、はい!」


まだ兄さんの、親友の妹ってポジションからは抜け出せないかもしれないけど。
ゆっくり、今とは違う、私が望む関係になれたらいいな、なんて。



いつか振り向いて
(「……お前ら、最近仲いいよな…。」)
(「嫉妬か、白鳥ぃ?」)
(「うるさい! お前に名前はやらん!」)




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