※下ネタです。
「かーずき。」
「うわっ!」
見慣れた後ろ姿を見付けたから、小走りで近寄って抱きつく。
胸を押し付けるようにしたからか、一樹の顔は赤くてかわいい。
「おま、胸!」
「ふふ、気持ちいい?」
「恥を知れ!」
顔だけ振り向き真っ赤になって叫ぶ一樹だけど、廊下の真ん中で胸って叫ぶ方がよっぽど恥ずかしいと思う。
おもしろくなったからぐいぐいと胸を当てたら、もっと顔を赤くして前を向いちゃったけど、真っ赤な耳が見えてるから意味ない。
「一樹、真っ赤。」
「るっせぇ!
いい加減離せ!」
「おーせのままにー、」
「あっ……。」
照れ隠しってわかってるけど、おもしろいからパッと離れれば、少し寂しそうな声を出す。
ほんと、からかい甲斐のある会長さまだよね。
理性と本能の狭間
(「ふふっ、今度は手で掴む?」)
(「健全な男子高校生で遊ぶな!」)
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反省はしてるが、後悔はしてない!
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