「ひかるぅ・・・・・」
忍「・・・・・・・・。どうしたん?」
「謙也いやぁ・・・・光がいいー」
白「・・・・はぁ、しゃーないなー。財前呼んできたるから待っとけよ?」
「うん・・・・」
白「よし、ちゃんと謙也にゴメンなさいしとき。」
「・・・謙也、ゴメンなさい。」
忍「・・・・おん。」

財「なまえー?どうしたん?」
「ひかるぅ・・・・、」
グスグスと泣き出したなまえに戸惑う部員達。そんなダメージャーを見つめて考え込むような財前。
財「・・・あ!お前、熱あるやろ!?」
「わからんー、ひかるぅ・・・・。」
財「ほらほら、泣くな、泣くな。授業中しんどいってよう言わんかったんやな?」
「うん・・・・、」
財「ホモップルの先輩らにも言われへんかったんか?」
「ちゃうねん、しんどいだけで、熱は無いって思ったんや」

財前はなまえの前髪を上げるとそのまま自分の額をなまえの額にくっつけた。
一「なっ・・・」
「「(キスするか思ったわ)」」

財「あー、ちょっと熱高いなぁ、部長。今日俺ら帰りますわー。」
一「お前まで帰る必要ないやろ。」
財「今日、コイツんち親いないんっすわ。だから帰ります」

「ひかぁ・・・大丈夫やでぇ・・・、一人で帰れるよ・・・・」
財「アカン。って事で、帰ります。」
白「明日、なまえは休んでもええけど財前は朝練からちゃんと来いよー。」
財「分かってますわ。」
白「そうかー、ならええんやけどな。」
一「え、帰らすんか?」
白「おん、しゃーないやん。」
忍「しゃーないなー、オサムちゃんには言うといたるし、まだ部活前やからセーフやろ。」

財「じゃあ、すみません。お疲れ様です。」

「「気をつけてなあ」」

財「ほら、なまえ。歩けるか?」
「・・・・・うん。」



一「財前ってさ、なまえの事となると絶対めんどくさいとか言わんよな。」
忍「アイツら見ててもどかしいねん!早う付き合ったらええのに!」
白「あっかーん!!俺がなまえと結婚するんや!」
忍「(無視)・・・しっかし、財前もようなまえの誘惑に勝ってるよな。」
一「それはちょっと思うわ・・・・」
白「確かになあ・・・・」
忍「なまえって無意識に誘ってるよな・・・・」

遠「部活やー!!・・・なまえと財前は休みか?」
白「おん。金ちゃんなんで知ってるん?」
遠「朝からなまえ熱あってしんどそうやったからな。」


「「「金ちゃん、恐るべし」」」







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