母「あら、赤也がお弁当忘れてる。」

私は、いつもの様に家でダラダラと過ごしていた。

母のそんな声が聞こえて嫌な予感がした。

母「ねぇ、届けてきて?」

「えぇ―――・・・・・・」

母「あー、こんな所に名前の大好物のアップルパイがー!」

「あぁ!行きます!行きます!是非行かせてください!」

母「よろしくね!」


と、いう訳で切原名前は、立海大附属に来てます。

って、行っても私もここの学校の高等部なんだけどね。

「えっと、テニスコートは、っと・・・・。」


・・・・・・・相変わらずスゴイわね。


ミーハーの皆様、休日にもかかわらずご苦労な事だ。うん、ほんとに。

比「あれ、名前先輩ではありませんか。何故休日に・・・・。」

「ああ、ヒロ君久しぶりね。バカ也がお弁当忘れてたから届けに来たのよ。」

比「そうでしたか。よろしければご見学なさりますか?」

「いいえ、結構y「ねーちゃん!?」

断ろうとしたらバカ也に大声で呼ばれた。

赤「ねーちゃん、何してんの!?」

「何してんの、じゃ、ねぇだろうが、このウスラトンカチ!テメェが弁当なんか忘れるから休日にまで学校に来るハメになったんだろうが!」

私は一息に言い切った。

赤「すっ・・・スミマセン・・・。」

「チッ・・・。ホラ、弁当だ。」

ポーイ(←弁当が宙を舞う音

赤「ちょ!弁当投げんなよ!」

パシッ(←ギリギリキャッチ

比「名前先輩、相変わらずダイナミックですね。」

「そう?褒められると照れるわ。」

比「褒めてないです。」

赤「ねーちゃんと柳生先輩って知り合い?」

「ああ、中学の時、生徒会で一緒だったのよ。」

赤「えぇ!ねーちゃん生徒会だったのかよ!」

比「あれ、切原君ご存知ありませんでしたか。それはそれは優秀な生徒会長でしたよ?」

「いやあ、ヒロ君に褒められると照れるわー。若し日の思い出よー。」

赤「ええ!しかも会長かよ!」

丸「あれ、名前様じゃねぇ?」

「あ、丸井君。久しぶり☆」

赤「ええ!様付けぇえ!?」

丸「何してるんっすか?」

「ああ、バカ也の弁当届けに来たのよ。」

赤「バカ也!?酷い!」

丸「バカ也って、まさか!」

赤「丸井先輩まで!」

「私の弟よ?」

丸「嘘だろうぃ!」

赤「そして無視ぃぃ!?」

幸「なんだ。騒がしいなあ。お前ら、サボってないで練習に戻れよ。
って、名前さん!?」

「あ、やほー!久しぶりねぇ。」

ミーハー「ねぇ、あれって名前様じゃない!?」
「本当!名前様だわ!呼んでみる?」「呼んでみちゃおう!」「せーのっ!」
「「「「「名前さまー!」」」」」


「あら、どーも。」

ねーちゃんがミーハーに手を振ればミーハーは顔を真っ赤にしてキャーキャー騒いでた。



ねーちゃんって何者!?




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