away from her.
「「お、お、おやじぃ〜〜〜っ!!」」
バタァーンと大きな音をたてて、ノックもなしに突入したサッチ、エース、ハルタ。
「そんな慌ててどぉした?」
目を丸くして駆け込んできた3人は白ひげへと詰め寄った。
「親父!!今日ルカの誕生日らしいんだよ!!」
エースが白ひげを見上げ言う。
それに眉をぴくりと動かして視線を落とすと3人を見た。
「そりゃぁ、確かか?」
何故か少し低く部屋に響いた。
「あぁ!!ルカが食堂を出てく時にぼそっとカレンダー見て言ってたんだよ!!」
「それを聞いてたってのは、ルカは知らないのか?」
サッチの言葉に白ひげが返す。
「僕たちが聞いてたなんて、あの様子だと微塵も気付いてないと思う」
そこに、いつのまにか入室していたマルコとイゾウが話に混ざる。
「あぁ。それに、本人は1日仕事で部屋に籠るらしいよい」
「ショーンが、ルカの昼は簡単な物にしてくれと頼まれたらしいよ?」
微笑みながら告げたイゾウへと視線を向けた白ひげがぐるりと部屋にいる息子達へと視線を巡らすとにやりと海賊らしい笑みを浮かべた。
「ほぉ…なら。お前らやる事は決まったろ?すぐ。準備に取りかかれ!!マルコ、おめぇは近くに島がねぇか航海士に聞いてこい。サッチは今夜の宴のためにあいつの好きなもんを作れ。他の隊長達はあいつに悟られねぇように宴の準備だ!!」
そうして、ルカのバースディパーティーの準備が慌ただしく始まった。
その1、君を想う心(ちょっとー!!あたし今書類片付けてんのぉー!少し皆のボリューム下げてくれるー?)
(おぉっ!!ルカわりぃなっ!!気を付ける!!お前はゆーっくり仕事してろ!)
(あとで、飯持ってくな!)
(うん!ありがと!……皆、どうしたんだろ?浮かれてらっしゃる……あれか、とうとう来たか…頭に…)
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