とある日常




今日も今日とて白ひげ海賊団は
敵襲もなく、海も穏やかな和やかな空気が漂っている。




「やーい!!なーんごーくバーナナーはどーっこでーすかー?」



なんて、喧嘩を売っているとしか思えない調子で
南国バナナもといマルコを探すのは
女だてらで白ひげ海賊団でも有数の腕をもつ戦闘員###。


なぜマルコを探してるかというと
白ひげこと我らが親父が呼んでいるらしい。

って、何で俺が知ってるかというと
俺もさっき###にマルコはどこか聞かれたから。

一通り甲板にいる隊員達に聞いたものの
誰も知らないらしく冒頭の雄叫びに至る。



ばーーーーーん!!

「あ、マルコー、あんたどこいたのよ?まさか、真っ昼間からナースとよろしくやってたんじゃないでしょーね?全く盛るのは構わないけど、人が探してたら1分以内に〜」



なんたらかんたらと、真っ昼間からお前も十分卑猥だよ!!と思える文句をつらつら述べる###。



マルコ、お前普段から###にどう思われたらそこまで言われるんだよ…。



サッチと二人見張り台に避難して
二人の行方を見守る。



「だから、って、マルコ!!俯いたりなんかして、人のは…なし…………」


と、更に文句を募ろうとした###にそれはもうどす黒いオーラをまとってマルコは顔を……あげた。



「言いたい事は…それだけかい?」


遠く離れた見張り台からも確認できる程の額の青筋を引っ付けて、マルコにありえない満面の笑み。


刹那………………………




どごぉーーーーーーん







大きな音と共に###が消えた。






塵やら埃やら木片やらの煙の方に目を向けると
###の姿がうっすら。

すぐマルコに視線を戻すと足を丁度下ろした所で###を蹴り飛ばした後であった。




隣でさすがに慌てたサッチが、見張り台から降りながらマルコに声を張上げた。


「おまっ!!マルコ!!そりゃさすがにダメだろが!!あにやってんだよ!!」


それを見て俺も慌てながら後に続いて###に駆け寄った。



「おいっ!!大丈夫か!?」



パラパラと木片達を落としながら立ち上がった###。




「いったいわね!!何やっちゃってくれてんのよ!!バカマルコ!!」


「おめぇが喧嘩売ってるとしか思えねぇ事ばっか言ってくるのが悪いだろぃ!!」

「どこ探してもいないあんたを見つけんのに一番手っ取り早い方法だったのよ!!」

「おーそうかい。まだ蹴られたりないようだねぃ?」

「何?次はそう簡単にはやらせないけど?」



と、俺らの前で一触即発の口喧嘩が。


サッチも俺もなんとか止めようとわたわたしてると
騒ぎを聞き付けたのか船内から親父が現れた。



「やけに騒がしいと思って来てみりゃあ、おめぇら何やってんだー!!」



と、怒声と共に二人に拳骨が落とされた…。







それから、マルコに用事を済ませた親父はみっちりと二人に説教を加え、二人は敬愛してやまない親父の説教に放心状態。





お互いにダメージがでかすぎたのか
数日もの間、サッチがマルコをからかおうと、俺が食糧庫を漁ろうと、###の好物を横取りしようと二人はどこふく風。

妙な静けさがモビーディックを包んでいた。














…………………………………………


なんか夢っぽくないお話になっちゃったし。
一応、エース視点から見たお話です。

ただマルコが白ひげに怒られたらこんな感じになっちゃうんじゃないかな?
って話書きたさにできたお話。
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