another story side marine
ここは海軍本部 マリンフォード。
あの一件の数日後、黄猿が監視船の海兵達を連れ、帰還した。
「センゴクさ〜ん、堕天使は覚醒。船もわっしの軍艦以外全部堕天使に沈められましたよ〜」
「なんだと!!」
「大人しくこちらに着く様子もなかったし、覚醒されちゃわっしも手が出せない。兵力が落ちるのも困るから、帰還してきました〜」
「そうか、ご苦労だったな。覚醒する前になんとか丸め込みこちらの戦力としたかったが…やはり駄目だったか…」
「クザンが言ってた通り、我々海軍も世界政府の事も毛嫌いしてましたからね。本格的に捕獲に乗り出す他ないでしょうね〜」
「わかった。五老星と話し合い、その結果により通達を後日書面で出す。それまで、お前ら大将はこれまで通りの職務を果たすよう」
「ふん。そんなまどろっこしい事せんと、引きずってでも連れてくればよかったんじゃ。どうせ、クズなんじゃからな」
「ねぇ〜サカズキ、そんなんだからもてないんだよぉ?」
「お前は黙っちょれ!!クザン!!」
「あらら、怒っちゃった〜」
「クザァン!!お前はさっさと部屋に戻って溜まってる書類を片付けんかー!!」
「もぉー、センゴクさん。俺の耳おかしくなっちゃいますよー」
「あとねぇ〜、センゴクさん。手配書も更新しないと、捕まらないよ〜?」
「?どうゆう事だ。」
「覚醒によって、髪の色と瞳の色が変化したんですよ〜。びっくりしましたよ〜」
「早くそれも報告せんか!?」
「お〜っと。センゴクさん、ピリピリしてますね〜」
「誰のせいじゃ!!新たな写真の入手は!?」
「わっしの部下が撮ってましたよ〜。これです」
「それじゃあ、この写真で新たな手配書を作成、全世界へばらまけっ!!」
「了解しました!!元帥、額と詳細は?」
「――――――だ。すぐにやれ!!」
走って元帥室を後にする海兵を見送ると3大将に視線を戻した。
「全支部、全海兵へ通達をだせ!!堕天使は、――――――――。これにて会議は終了。各自仕事へ戻れ」
動き出す勢力
(センゴクさん、気合い入ってたなぁ。さぁて、さぼるか…)
(おい!!大将青雉はどうした!?)
(元帥室で会議を…)
(もう、とっくに終わってるぞ!!くそっ!!逃げられたか!!)
(えぇ!!こんなに書類溜まってるのに!!)
(た、たいしょーーーーぉ!!!!)
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