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宴の翌日。

トントントン

「ん…朝か?」

トントントン
「マルコ隊長?いませんか?」

「あ、誰だよい?」

「あ、すいません。お休み中。エリザですけど、ちょっといいですか?」

突然のナースの来訪に急いでシャツを羽織り、扉を開けた。

「どうしたよい…こんな朝早くに。親父に何かあったのかよい?」

「それが、朝の検温と血圧の測定をしようと部屋に行ったんですけど。鍵がかかっていて…声をかけても返答もないんですよ…合鍵はマルコ隊長かジェットさんしか持ってないので…開けて頂いても?」

「声かけても返事がないなんておかしいねい。急ぐよい!!」

船内の廊下を白ひげの私室へ向かい走るマルコとエリザ。
二人の表情には焦りと不安が伺える。

と、二人が走り去るのを見かけた仕込みも一段落し休憩しようとキッチンをでたサッチ。

二人の様子に尋常な空気を感じとり、マルコに走りよる。

「おいっ!!マルコ!!どうしたんだ!?」

「サッチか。親父が部屋に鍵かけてる上に呼び掛けても返答がないんだとよい!!」

「んだとっ!?急ぐぞっ!!」

慌ただしい気配を感じた隊長達も白ひげの元へ集まっていた。

「マルコ!!何があった?」

「親父の様子がおかしいんだよい!!」

説明もそこそこに合鍵を取りだし、扉を開けた。


「………………はぁ?」

「んん?朝早くに全員でどうしたんだ?」

ベットに横たわり今起きたような様子で告げた白ひげ。

「いや、どうしたって。普段鍵なんかかけねぇのに鍵かけて返事もないって…」

「鍵かけなかったら、邪魔されるじゃねぇか。まぁ、結局邪魔されたがな…」

目線を下げた白ひげにならい、白ひげの脇を見ると何やらこんもりとシーツが盛り上がっている。

「まさか…」

マルコが呟き近づくと…


それはそれは幸せそうに眠るルカの姿そこにはあった。

「てめっ!!おき「静かにしねぇか!!」

「ルカがおきちまうだろうが!!」

「え?」

泣く子も黙る白ひげ海賊団の隊長達のなんと間抜けな顔。
今まさに白ひげの娘バカにより、心配し集まっていた隊長達は白ひげに叱咤される。

その横で呑気に眠り続ける白ひげ海賊団末っ子の娘。

「なんで俺らが…」

「くそ…覚えとけよい…」



寝て起きたら般若の大群に追われました。


(え!?何!!この恐怖の鬼ごっこぉーーーーー!!)




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