travel-24



「全く、あれだけ騒ぎ起こすなって俺言ったよな?」

『多勢に無勢で、喧嘩売ってきたのはあっちです』

「それでも、回避のしようがあっただろ!!」

現在数日前の乱闘騒ぎのお小言を言われてます。
あのあと、海軍の駐屯所から海兵が飛んできて一波乱。
その日も朝まで説教されたけど。
何故また怒られてるかと言うと…

『むー。別にいーじゃないですか。ショーンとラルフも無傷なんですから』

「そう言うことを「言ってるんじゃねぇよいっ!!」マルコさーん…」

「これ!!見ろよい!!」

ばぁん!!とテーブルに叩きつけられた紙。
まぁ、手配書なんだけど。

『お。上手く撮れてるー!!やっぱちゃんと撮ってもらうと違いますね!!』

「………ばかかよい」

「救いようがねぇ…」

『何ですか?失礼ですよ』

「失礼って…」

『失礼ですよ。こんなきれいに撮ってもらったのに!!』

「そういう問題じゃねぇよい!!何暢気に手配書の写真撮らせてんだよい!!」

『だってー。あたし雑誌の撮影って聞いたし。あたしも騙されてんですよ!!』

「写真の更新に額がまたはねあがった。大佐以外よわっちかったから大丈夫だったが。また大将だの中将のなかでも腕のたつよーなのだったら、お前青雉の時の二の舞にならないとは限らないんだからな!!ちったー気をつけやがれ!!」

「つーわけで、ルカは当分上陸しても一人で島に降りるなよい」

『横暴だ――――――!!!!』


過保護な兄達


(そういや傘下から仕入れた情報なんだがよい)
(親父の首狙ってるやつが、新世界にもうじきはいるらしいよい)




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