No Title
2018/05/26 22:42

さぁどうぞ絶望あそばせ。
これにてサスピシャスシリーズは完結です。
恒例のサブタイトル解説もしておきましょう。お約束。

サスピシャス・レディ=疑わしい女性。哀ちゃんやシルバーブレットとの駆け引きメインのお話だったので、シリーズ名もこうなりました。
"謬錯"=過ち、ミスのこと。主にジンがいけないですが、転がるように疑われるような要素ばかり目立たせてしまいました。
"駆引"=交渉などで、相手の出方や状況に応じて自分に有利になるように処置すること。お姉さんと少女のコンビと、シルバーブレット×2の情報戦でもありました。沖矢さん=赤井さんであると理解していることを突きつけ、哀ちゃんの身の回りを盗聴する怪しい人間だと知っていることも伝えて、手を引かせました。後に水泡に帰しました。(笑いどころ)
"邂逅"=出会い。ロストシリーズではTがコナンくん、Uが赤井さんとの、通訳者としての出会いでした。結では、強がりを剥がした"本当の"夢主としての出会いを果たしたのです。
"土葬"=死骸を焼かずに土中に埋葬する葬礼の仕方。郷愁も恐怖も埋めて封じ込め、自分自身さえも土の中に埋めて縛りつけました。真実を知って、先行きを決めて、そこから逃げ出さないことを誓いました。掘り起こせるのは、"一緒に"苦しむことを選んでくれる降谷さんだけなのです。そういうお話でした。

降谷さんがどんな風に恋に溺れるのかなかなかイメージがつかなかったです……。執行された後だから余計に!
でも夢小説なんだからいいんじゃん??っていう感じで、自分が"ゼロ"として間違ったことを望んでいるのもわかった上で逃がそうとする降谷さんになりました。
個々人が心に据えた正義を全うする組織であるからこそ、"国家に尽くさせることが最善だから帰っても困る状況にした"、"無用な争いが起こりそうだったから手の届かないところに移した"、そんなぶつかり合いも起こるのではないかと思います。きっと降谷さんは上手く言い訳しますよね。
藤波のことは嫌いにならないであげてください。
思ったより鬱感出せなくてへこんでます。
ハッピーエンドに落ち着くことがわかっている鬱展開は大好物なのですが、自分で書くとなると難しいですね……。

"零さんが言ったように、生きたいように生きてきた"、これはミッシング・レディの水葬35で出てくる台詞から引っ張ってきています。
ちらほら過去に使った言い回しを引っ張り出してきていますので、何度か読んでくださっている方はお気づきかもしれませんね。

あと二シリーズ、イノセントシリーズは少し短めになると思いますが、ギルティシリーズはがっつりいきたいと考えております。
大丈夫です、ちゃんと降谷さん死亡フラグはへし折りますのでご安心ください!





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