ちかなり | ナノ



久々に毛利を訪ねると、奴さん餅を喉に詰まらせてお亡くなりになってやがった。
智将の最期がこんなんじゃあ俺を含む色々な方面が報われなかろと思い、背中を叩いてやると割とすぐに息を吹き返した。
こいつの性格上感謝されるなんてこたぁ思ってなかったし、案の定何故助けたーとかなんとか散々罵倒される。
何故助けたかって、そんなの俺が助けたかったからに決まってるじゃねぇか。
そのまんま言ってやったらあっと言う間に放り出された。
相も変わらずおかしな野郎だ。
お陰で手土産を渡しそびれる。
仕方ねぇ、また来るか。


 


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