8-8



柚子side



『・・・。』

笑いを堪える。
だってさ?杖で攻撃止めるとか・・・!何かバシィッとか音無いから全然攻撃凄いとも思わないし。
ウケるウケる。
あ、ちょっとキャラが違くなっ・・・げふん。なんでもないですよ。


「う゛っ・・・ガ・マ・ン・・・」


『あ。』

『え、ちょ・・・』


杖を離すと、
こぶが一つ、二つ、三つ。
ワオ、リボーン最強・・・あの攻撃だけでこぶが3つできるとか・・・ありえないです・・・。


さ、さすが師匠・・・←



「う・・・うわぁああああぁああぁあん!!」


『・・・あれ本当に男かよ・・・』


『・・・姫』



目が半端ないです


これはもう引いてる所じゃないです。何か殺しという門を開きかけてる目です、姫!戻ってきてぇえええええ!!


「十年経っても変わってねーじゃん・・・!」


姫にガクブルしていた俺の耳に綱吉君のそんな呟きが聞こえた。


・・・うん、同感です。






――――――



キーンコーンカーンコーン


チャイムが響く。


「はぁ〜あ、朝から散々だったよー・・・授業には遅れて怒られるし・・・」


「迷子を送っただけなのにな!」


『確かにそうですよね。・・・・いっぺん絞めておきましょうか・・。』


『最近の先公はうるさいからねー・・・・・賛成。そういう事なら僕も手伝いますよ』


ニコニコ。僕等は笑顔を崩さすに言う。
そんな俺等に、じとり。獄寺さんが睨む様にこちらを見つめる。



「何で当たり前の様にお前等が来るんだよ!・・・つかおめーら何て会話してんだ・・・。」



『『え?(^言^』』


「・・・なんでもねぇ。」

「ははっいーじゃねーか!青空の下で食べる弁当は美味いから!」

青空を見上げてニカッと笑った。
これだから爽やか野郎は・・・。


「うん!そうだね・・・ん?」

箸を咥えながらお弁当箱を開ける綱吉君。
か、可愛い・・・


・・・じゃなくてぇえええええ!!


『ま、待っっ!!』


そう声を掛けた時にはもう遅い。
微かに漂う異臭と紫色の煙がもくもくと上がる。





『・・・あ゛ぁ゛〜・・・』






ポイズンクッキング・・・すっかり忘れてた・・・!





ぼてっ


カラスが頭上から降ってくる。
それを微かに避けながら弁当箱を凝視する。



こう・・・生で見るポイズンクッキングって結構・・・






えぐい。







思わず眉を寄せてふい、顔を背けた。





2010/01/16 三春柚子





[ 30/36 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -