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柚子姫side
・・・・靴音がした。
誰だろう?僕何かした?
『・・・柚子、何かした?』
『え、何で俺!?してないから!!』
『あらぁ〜?貴方達、こんなところでどうしたのー?』
この声、聞いたことある。
誰だろう、と僕は振り返ってみた。
『・・・・・・ぁ。』
『・・・・・・・ぃ?』
奈々さん。ツナのママンがいた。
どうしよう、けど、こんな路地で生活できないし・・・
ここは・・・そうだ!!
『柚子・・・・・・・いい?』
『おk!』
『??』
そう、私達の奥義・・・
『奈々さん、どうか俺達を・・・』
『『拾ってください!!!』
縋り付く!!!!!!
『私はいいけど・・・貴方達、お母さんとかは?』
『事情がありまして、いないんです。』
『家も焼かれてしまって・・・帰るところもないんです(嘘』
え、何その大胆な嘘。バレるんj『あらぁそうなの?じゃあ、ウチなんかでよければいいわよ^^』バレなかったよ!!?
『『ありがとうございます!!』』
なんとか家GET・・・でも、ツナの家ってことは・・・柚子、騒がしくなるな・・・
『じゃあ、貴方達の部屋はここでいいかしら?』
『ありがとうございます!!あ、でも柚子は、綱吉君と同じ部屋がいいと思います!』
うんうん、そのほうが柚子も嬉しいだろ。
『あら、そうなの?じゃあ柚子ちゃんは、ツー君と同じ部屋にしましょうか^^あ、でもベット同じでいいかしら?』
柚子・・・ツナのこと襲わないかな・・・?
『・・・・!?いいんですか!?お願いします!!よろしくお願いします!!奈々さん大好き!!』
『あら、大好きなんて言われると照れちゃうわ^^』
っていうか、名前知ってることに関してはスルーなんだ。
『あ、奈々さん、奈々さんのこと、"ママン"って呼んでいいですか?』
憧れだったんだよね〜
『あら、いいわよ^^家族が増えたみたいで嬉しいわ♪』
『あ、俺も!!』
それはそうと・・おなかすいたな。
『そろそろお昼ね・・ご飯作るわね^^』
『あ、じゃあ俺、荷物置いてきます!!』
『僕のも頼める?僕、ママンのこと手伝うから。』
こうみえて料理は好きだよ?
『じゃあ、やりましょうか!』
2010/12.6 柚子姫