兼「温泉でも行かないか？」

三「どうした、急に」

幸「温泉、良いですね！」

兼「そうだろ、幸村!!温泉に行こう!!」

三「場所は？」

兼「山梨」

幸「武田信玄公の縁の地ですよ!!」

三「武田信玄、呼びなのか」

幸「現代パロディですから」

三「そうだな」

兼「うん？今の時期だと、さくらんぼ狩りも出来るぞ！」

幸「楽しみですね!!」

三「泊まる場所は決まっているのか？」

兼「教えていただいた場所がある。ここだ」

ネットでぽちぽち

幸「ここですか！あぁ、三成殿!!」

三「どうした、幸村？」

幸「露天風呂付の和室があります!!」

三「そのプランを予約しろ」

幸「はい！ぽちっと。完了しました！」

三「よし!!」

兼「そんなにも露天風呂が好きだったのか…」

三「何を言うか、兼続。露天風呂でやれるだろう？」

兼「まさかの、入浴プレイ!?」

幸「部屋の中から見ていていいですか？」

兼「視姦プレイ!?なんたることだ!!!お前たち！そんな不純な気持ちで温泉旅館に行くのか？」

三「だったらなんだ？」

幸「兼続殿の浴衣と項が楽しみです！」

三「浴衣から出た、白い脚も良いと思うぞ」

幸「マニアックですね、三成殿は」

兼「プ、プランを変更してくれ！これでは、旅館の方に申し訳が立たん!!」

三「泊まった夫婦・カップル等は普通にやってるだろ」

兼「わ、私たちは男三人ではないか！」

三「少し噂になるくらいだ！あの部屋から男の喘ぎ声が聞こえたと!!激しい音が聞こえたと!!」

兼「迷惑っ!!」

幸「人の噂も４９日ですよ」

兼「それでも嫌だ」

三「兼続はつまり、この三人がよからぬ関係だとバレなければいいのだな」

兼「普通に温泉入って、普通に三人で楽しみたい」

三「セックスを？」

兼「違う！旅行や観光をだ」

三「部屋にゴムを残さなければいいのではないか？」

兼「私の旅館の人への気まずさは!?」

幸「兼続殿、そこは気にしたら負けです」

兼「負けでいい!!……最近、幸村までもが黒くなっている気がする」

幸「元からですよ」

兼「……」

三「旅行、楽しみだな。兼続、幸村」

幸「そうですね！」

兼「（プランをなんとか変更しないと、私は露天風呂でやられる!!…）」





続