兼「いよいよ、明後日から旅行だな!私はもう準備万端だ!いつでも行けるぞ!!!」
三「早すぎだろ」
兼「楽しみだからな!気が急いている」
幸「バナナはおやつに入りますか?」
兼「バナナは潰れてしまうから、持って行くのはやめておけ、幸村」
幸「そうですね。案外、入れる前に潰れてしまいますからね」
兼「入れる?」
三「俺はビデオカメラを買った」
兼「思い出を撮り残しておくのだな!流石は三成!!」
三「主に旅館で撮る!」
兼「嫌な予感しかしないっ!!」
幸「ハメ撮りでもするのでしょうか?」
三「流石だ、幸村。解っているな」
幸「はいっ!」
兼「嫌な予感が当たった!!」
三「旅の思い出を撮るのだ。あぁ、この時の兼続は、こんな顔をしながら感じていたなと」
兼「私にとっては嫌な思い出になってしまうではないか!」
幸「兼続殿は見ながらも感じてしまうと思いますよ?」
兼「無垢な笑顔でそんなこと言われてもだな」
三「それもまた良い思い出…」
兼「そんなことするなら、置いていけ!!」
三「兼続……俺はハメ撮りがしたいのだ」
兼「断固拒否!認めぬ!」
幸「まぁまぁ、兼続殿。何も撮るとは決まってませんし、折角ですから持って行きませんか?兼続殿、駄目ですか?」
兼「幸村…」
三「俺は撮りたい。露天風呂付きの部屋…布団…」
幸「三成殿、兼続殿も嫌がってますし」
三「幸村、俺は」
幸「三成殿」
三「むぅ…」
幸「まずは、持って行くことから、ですよ」
三「そうだな」
兼「何だ?」
幸「いえ、何でもありませんよ」
三「旅行楽しみだ」
幸「楽しみですね!」
兼「そうだな!」
終
またしても下でした
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