三「兼続」

兼「なんだ、三成」

三「お前の好みの男とは、どんな男だ」

兼「男?普通、こういうのは女人のことを聞くのではないか?」

幸「兼続殿は女人に興味があるのですか!?」

兼「あるか、ないか、で聞かれたならないな。色恋に現を抜かすよりは上杉のことに頭を働かせていたい」

三「男との色恋には興味ないのか?」

兼「だから、私は上杉の」

三「上杉はどうでも良い」

兼「やけに突っかかってくるな…三成。そして、どうでも良くはないぞ」

三「で、どうなんだ?」

兼「んー…恋愛は当分、したくない」

三「…それは過去に何かあったからか?」

兼「いや、私は上杉の」

三「上杉は良いのだよ!男なら黙って恋をしろ!」

幸「兼続殿!やはり恋はしなくてはなりませんよ!」

兼「なんだ、今日の二人はやけにおかしいな。そんなに私に恋愛をさせたいのか?」

三「恋をすると生活に潤いが出るぞ。で、本題だが、兼続の好みの男はどんな男なんだ?」

兼「男限定なのか?」

三「そうだ」

兼「…婚姻を結ぶには、女人でないと出来ないことは知っているよな?」

三「知らん」

幸「私も知りません!」

兼「……」

三「で?」

兼「男でか…んー、謙信公だな」

三「却下だ。あのような世捨て人にはなれぬ」

兼「却下された…。うん?なる?」

幸「ほ、他に誰かいらっしゃらないのですか?好みの男の方は!」

兼「慶次」

三「あのようなガタイの良い男が好きなのか!?」

幸「そうなのですか!?」

兼「包容力ありそうだと思わないか?こう、守ってくれそうな…」

三「では、北条氏康も好みなのか?」

兼「家族想いらしいからなー…そうかも知れん」

幸「身体のしっかりした、家族想いの方がお好きなのですね!解りました!」

ぴゅー

兼「幸村は行ってしまった。何なのだ、よく解らなかったな。三成?」

三「くっ、俺では不利ではないか…」

兼「三成?」

三「急用を思い出した!またな、兼続」

ぴゅー

兼「なんだったのだ…二人とも」



幸「くのいち、身体を逞しくするにはどうしたら良いと思う?」

くの「急にどうしたんですか?」

幸「兼続殿が体系の良い方が好みと」

くの「また、あの人関係ですか…」



三「左近、体系を良くするためにはどうしたら良い?」

左「なんですか、急に。ガタイ良くするってことですか?良く食べて、良く寝ることですかね?」

三「それでは間に合わない…左近、俺は兼続を手に入れたいのだよ」

左「もう、プロテインでも飲んでいてください」









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後記

いつもくのいちと左近は困らせられているのだと思います。

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