幸「兼続殿!」

兼「ん?」

ほっぺにちゅー

兼「ゆ、幸村…」

三「何をしている、幸村」

幸「接吻です!」

三「それは見ていたから解る…何故にそのようなことをした」

幸「三成殿、接吻とは親愛や尊敬の気持ちを表すために自分の唇を相手の顔や手などにつけることを言うのです!私は兼続殿を尊敬しているので、頬に口付けました!!」

兼「…幸村…そんなにも私を尊敬してくれているのか…」

三「……兼続」

兼「どうした、三成」

三「俺は親愛をお前に感じている」

兼「三成…」

三「だから、口にしよう!」

ちゅー

幸「わ、私もです!」

ちゅー

三「はっ!つまりだ、舌を絡めたり、吸ったりすれば、もっと親愛な気持ちを伝えることが出来るのではないか!?」

兼「そこまでしなくても、言ってくれたら解るぞ?」

幸「寧ろ、兼続殿を抱けばもっと伝わるのではないでしょうか!私たちの溢れる親愛を!!」

兼「口で言ってくれれば解るぞ?」

三「流石だ、幸村」

幸「三成殿…」

こくん

兼「私のお前たち二人に感じている親愛はどうしたらいい?私もお前たちを抱けばいいのか?」

幸「いえ、言葉にしていただければ十分ですので」

三「お前は俺たちの隣で愛を語っていればいいのだ」

兼「納得いかん」



政「わ、わしも兼続に接吻をすれば少しでも……いや、何でもないわ。馬鹿め」

孫「接吻うんぬんよりもその性格なんとかしろよ、政宗」

政「な、何がじゃ!」

孫「まずは話かけろよ。見てばっかりじゃねえか」

政「それが出来たら苦労せぬわ!」

孫「だよねえ」









接吻はもしかしたら幕末につくられた言葉なんでしょうか






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