何度も厠へ立つ兼続
兼「すまない。腹の調子が良くなくてな」
幸「大丈夫ですか?先ほどからお辛そうですが…」
兼「大丈夫だ」
三「一昨日からか…何かあったのではないか?」
兼「何かとは何だ?」
三「よもや、腹の中に何かを出されたから…とかではないだろうな?」
がたん
三「動揺か?…どうなんだ、兼続」
幸「三成殿。一体…」
じっと幸村を見つめ、そっと目を逸らす三成
がたたた
兼「ま、待て!槍を持って何処へ行く気だ、幸村!!」
三「傾奇者だ!」
兼「私は慶次とは言っていない!!」
三「やはり、傾奇者だな!!」
兼「(しまった!!)」
幸「虎狩りしてくるので、待っててくださいね!」
兼「幸村っ!!行かないでくれ!」
幸「(そんな愛らしい瞳で見つめられたら、行けない!)…解りました」
兼「よし、良い子だ。幸村」
幸「(あ、手を…)」
万が一の為に手を繋がられる幸村
三「で、…どうなんだ?傾奇者の一物を尻穴に入れたと認めるのか?」
幸「(露骨過ぎる…)私は聞きたくないです」
三「幸村…それは俺とて聞きたい話でない。だが、俺たちの兼続が汚されたということならば…」
ばきっと扇子を折る
三「その元(一物)を絶たねばならないからな…」
ふふふと遠い目をして笑う三成
三「さこーん!出陣だー!!虎狩りするぞ!!」
兼「三成!!」
ガシッと反対の手で三成の手を掴む
三「(手が…)」
兼「…慶次と性交渉はした」
三「ぐふっ」
幸「がはっ」
兼「そんな私を二人は汚されたと思うのか…?愛して抱かれたというのに…」
三「…兼続」
幸「兼続殿。そ、そんなに慶次殿が良かったのですか?」
三「幸村!聞き方を考えろ!!」
幸「あ…」
兼「慶次のは凄かったぞ!あんな快感を感じたのは初めてだ!天にも昇る気持ちというのはあのことをいうのだろう!!慣れたら癖になってしまうかもな!!長さもそこの巻物位あって…」
はははと笑いながら説明を始める兼続
三「…好きなのかという話だ…。傾奇者『が』良かったと聞いているのであって、傾奇者『のが』良かったと聞いてはない…」
幸「まだ、負け………くっ…完敗です…」
兼「でな、慶次の一物が全部私の中に入った時の感動は…ん?」
ぽんぽん
左「…あの、もう勘弁してやってくれませんか?」
兼続の横に手を繋いだままの屍2つ。

慶「ぶへっくしゅん!!…あー、風邪引いたかな?」
ずずっと慶次は鼻を啜った。








幸村も三成も兼続が大好きって話でした。






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