幸「あの光線みたいのはなんですか?」
兼「私は土の子だ(童門冬ニの小説的な意味で)。大地からの加護をいただき、云々かんぬん。分かったか幸村?」
こくりと頷く幸村
幸「(なるほど。さっぱり分からない)」
慶「面白い御仁だねぇ」

―後日

突然、明後日の方向を向き、何かを感じ取る兼続。

政「なんじゃ?」
兼「不味いな…地震が来るぞ」
幸「地震?何故、分かるのですか?」
兼「今は説明している暇はない。慶次!!また、私を守ってくれるか?」
慶「はいよ。任せときな」
意味が分からないままの幸村と政宗と孫市。
一同は庭先へと移動。
徐に地に横たわる兼続。
政「何をしておる!地震が来るのであろう?遊んでいる場合ではないわ!馬鹿め!!」
兼「黙れ、山犬。私が止めてみせる」
孫「止める?」
慶「まぁ、黙って見てなって」
フッと目を瞑る兼続。
やがて身体が発光する。
幸・政・孫「あ!?」
慶「俺もよく分かっちゃいねぇんだが。大地に呼び掛けてるらしい」
幸「し、心臓が止まっているのですが…」
慶「大丈夫だ。最中はそうなんだよ。大地と会話するには魂になるしかないらしい。だから、魂の無くした身体は、その間は全くの無防備になっちまう。そこを俺が守る。そういうワケさ」
政(兼続は、人間なのか…)
やがて、小さくグラグラと揺れる。
そして、発光が収まり目を開く兼続。
政「兼続!」
幸「兼続殿!!」
兼「揺れたのか?」
孫「多少…な」
兼「あいつめ!!あれだけ散々いい聞かせてやったのにも関わらず分からんやつだ!!」
どうやら言い合ったらしい。ぷんぷんと怒りまくる。
慶「今回はどのくらいの規模だったんだい?」
兼「何、大したことはない。そうだな…(上田城を見る)この城が見るも無惨に崩れ落ちる程度だ」
幸「いやいやいや、大したことありますから!!」
政(兼続は、人間なのか…)








兼続のビームは何だろうかと考えたら、こんな能力がある兼続が浮かびました。






「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -