男雛争奪戦


三「バレンタインも終わったな」

幸「そうですね」

三「良かったな、幸村は」

幸「何がですか?」

三「しらばっくれやがって・・・(ちっ)」

幸「感じ悪いですよ、三成殿」

三「白幸可愛いとコメント頂いたそうではないか」

幸「そうですね」

にこっ

三「泣きたくなってきた」

幸「本当は、三成殿のも最後まで、らぶらぶな予定だったらしいですよ」

三「・・・・・・何故だ!!」

幸「3Zをプレイした後だったからじゃないですかね?」

三「次こそは!次はホワイトデーだからな!」

幸「その前にひな祭りがありますよ」

兼「(会話に入るタイミングは今だろうか?)」

ちらっ、ちらっ

三「そうか!次こそが挽回のチャンスだな!兼続を(ぴー)して、(ぴー)して、(ぴぴぴー)だな」

幸「三成殿。そんな綺麗な顔して言う言葉ではないですよ?」

三「幸村、お前も同じこと考えているのだろう?」

幸「勿論です」

にこっ

兼「(入れない・・・・)」

ぶるぶる

三「兼続争奪戦か・・・・と、なるとあの男が邪魔になるな」

幸「慶次殿でしょうか?」

三「そうだ、あの傾奇者だ。最初にあいつを倒さねば、俺たちに勝利はないだろう」

幸「そうですねー・・・・」

三「二人で先に倒せば、何とかなるのではないか?」

幸「こういうのはどうでしょうか?(ごみょごみょ)」

三「さすがだ、幸村」

幸「へへっ」

照れ

三「とりあえず、清正は俺がなんとかしよう・・・・あとは」

幸「謙信様でしょうか?」

三「それより、強い女がいるだろう・・・」

幸「あ、あぁ・・・・・・はっ、駄目ですよ。三成殿!何処で誰が見ているか解りません!もしかしたら、また踏まれるかも知れませんよ!!」

三「そ、そうだな・・・」

兼「(二人とも踏まれ済みなのだろうか・・・・いつの間に・・・・)」

三「よし、こうなったら・・・」

幸「今の内、ですね!!」

くるっと兼続の方向を見る二人

三「俺たちのものという証を刻んでやろう!」

幸「はいっ!!」

兼「え?あ?何?」

追いかけてくる二人、逃げる兼続

三「何故、逃げる!」

幸「待ってください、兼続殿!!」

兼「お前たちが追いかけてくるからだっ!!不義ぃぃぃぃー!」

政「待て、兼続は貴様t・・・・」

三「ややこしくなるから、退け」

鉄扇をぶんっ

政「馬鹿なぁぁぁぁぁぁーーーーーー」

登場して数秒で飛んでいく政宗

兼「ま、はぁ、はぁ・・・ま、まて・・・はぁ、は」

三「ま、まってやろう・・・はぁはぁ」

幸「兼続殿ー!!」

抱きつかれて、ずざーと兼続と幸村倒れる

兼「ゆ、はぁ、はぁ・・・ゆき・・・・はぁ」

三「よ、よく・・・はぁ、はぁ・・・よくやっ・・・た」

幸「(兼続殿が私の名を呼びながら、興奮されている!?)」

兼「はぁ・・・はぁ(体力あるな、幸村は)」

幸「では、私の勝ちですね」

にこ

三「ま、・・・はぁ、はぁ、くそっ、まて!ぜぇぜぇ、まて、幸村!!」

幸「待てません。では、兼続殿は私がいただきます」

ひょいっと抱き上げ、るんるん気分の幸村

三「さーーーこーーーん!左近!ごほごほ」

左「なんですか?」

ひょい

三「か、兼続を取り返して来てくれ。もう、俺は立てん・・・・」

左「殿。ご存知ですか?この左近も兼続殿を狙っていると」

にかっ

三「な、なんだと!!」

左「まぁ、次の争奪戦にも参加する予定しますからね」

三「許さん!」

左「じゃ、とりあえず取り返しには行って来ますね。その後は保障しませんが」

左近、幸村が消えた方向へ消える

三「くっ・・・・無念・・・・」

がくりと項垂れる三成








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